「Church in the forest」について
始点は、敬愛するアーティスト様の歌です。
此方のアーティスト様に惚れ込む、きっかけにもなった大切な思い出の一曲です。
また、このシリーズは、バロック音楽を意識しながら書いたssです。
バロック(baroque)は、フランス語で歪んだ真珠。
16世紀末から18世紀にかけてヨーロッパに流行した芸術様式で、複雑華麗で、動的な旋律が特徴。
(ネット辞典参考)
バロックのように、華麗で妖しくて切なくて美しい話を書きたく、「supplication」「rebirth」「悪魔の懺悔」の三本で終演させるつもりでした。
が、書き上げた三本を読み返してみたら、「このまま終わるのはあんまりでは。」と云う声が頭に聞こえました。
また、ある記述を目にした瞬間に、頭の中で流れていた旋律が切り替わり、続き書くことに決めました。
そうして再び書き始めると、足並みが揃い始めました。
同時に、「レクイエム」はとくにこのようなお話は世に溢れているのではないか。とそう思い悩みながらも、お話を書き上げました。
だが書かずにはおれない。
フィナーレを迎えるまで、この物語を書かねば。とも思いました。
元々配役とお話を考えていた、
「また別の神話松」の設定をこちらへ引き継ぎ、書き上げたss群です。
「レクイエム&カノン」(鎮魂歌と追奏曲)
「ロンド」(回旋曲)
「カノン・フィナーレ」
「もう一つのフィナーレ」
「メヌエット」(小曲)
パッヘルベルの弦楽四重曲奏「カノン」は本当に大好きだ。
音楽は偉大なり。
シリーズ名の頭に付けさせて頂くくらいに、この曲を尊敬しています。
>『ロンド』
多くの踊り手がまるい輪をつくって踊ること。そのための舞踏歌。回旋曲。輪舞曲。(ネット解説原文)
直後の天界と魔界の戦争のお話は、
パーセルのアブデラザール組曲
第二曲「ロンド」。
愛する者と「戦いたくない」と云う皆の気持ちを、この曲へ。
神話上、ルシファーとミカエルは、元々双子の兄弟であります。
天界と魔界に分かれし二人です。
また「ロンド」と付けた意味は、六つ子たちと大天使が一堂に会すること。
そして、バロックから始まった物語はフィナーレへ。
>『二つのフィナーレ』
「カノン」を聴きながら書きました。この曲に浸り込み感化されたssに仕上がりました。
カノンは結婚式で流れることが多い曲ですね。
>『メヌエット』
バッハのメヌエットも好きな曲の一つです。youtubeでこの曲を聴いていると、幕降り後の皆の様子が目に浮かぶようで、メヌエットをタイトルに付けさせて頂きました。
>最後に。
此れは、生と死と救済と愛の物語であると、思いました。
悔なく生きるとは、最期になにを想うのか、救いとは何か、そして愛には色んな形がある。
などと考えてしまう、愛しきものたちの二次創作ssです。
fin.