ルシファーとミカエル、戦争について
天と魔
魂降し
解説
>ルシファーとミカエル
神話上、二人は双子の兄弟。
ルシファーは、先の戦乱で倒れ伏して、甦生の時を眠るように待っていました。
その高い戦闘力は、次代に引き継がれたことでしょう。
ミカエルは、高貴で慈悲深く優しい方。
次代の兄と、魔界側と戦うことを望まぬ彼は、創造主である神に和解の提言を持ちかけます。
ただ空しくも、天界と魔界の戦争は始まりました。神々と天使と、闇夜の王と悪魔たちは皆参戦しました。
シスターは戦場にはいません。
彼は人間ですから。
彼を参戦させないのは、青き信徒の願いでもありました。
途中、青き瞳は戦線離脱します。彼の最期に立ち会い、彼とともにありたいと、彼から離れぬことを決めました。
彼が安らかでありますようにと祈りを捧げながら。
彼の、彼を一心に愛する心と、信仰心は、
太陽と月に届きました。
(「カノン・フィナーレ」)
>天と魔
戦争でミカエルが倒れ伏し、
神は、永くともにいられた片腕ともいえる大事な存在を失ったことを、深く悔いられました。彼は初代でした。神は、魔王と調停の場を設け、魔界の王サタンに和解を申し入れます。
「貴方も、ご自身の子のような配下が愛おしいでしょう。」と。
魔界の王は、一つ深く息をつかれました。
天界と魔界の永きに渡った争いは終わりを告げました。
そうして、青き信徒の元へ、清らかる魂を持つ天使は降臨しました。
天と闇夜に祝福されし二人です。
>魂降し
天使と悪魔は、その生を終えた時、人間の魂を其の身(心臓)に降ろします。"魂降し"の儀式です。
天界側は「新生」、魔界側は「甦生」と呼称しています。
魂の降ろされた其の身は、その魂にふさわしい形をとる。
と云う設定です。
(もし既出でしたら把握しきれずに御免。)
私は、人間と悪魔のハーフの祓魔師が戦う作品と、日本の神々が猛く戦う作品が好きですし、ファンです。
その影響を受けていると、そう思います。
fin.