FPSゲーム、APEXのss等を載せます。 ※二次創作です。 原作とは異なる設定や表現も登場します。
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「俺たち六つ子。」
side松代のあと
「おやすみ。」
夜、六つ子は並んで布団で寝ている。
兄弟の寝息が聞こえてくる。
カラ松は落ち着かなかった。
夜、隣に人がいるのも
六人で寝るも久しぶりだった。
先ほどから何度も寝返りを打っていた。
「....さっきから、うるさいんだけど。」
隣の一松が声をかけてきた。
こちらに背を向けている。
「起こしてしまったか、すまない。」
「...なんなの。」
「少し、眠れなくてな、」
そりゃそうだ。一松は顔を歪めた。
「あっちでは、パリピ・クソ松だったな。」
一松は悪態をついた。
後悔してんの?
そう問いかけようして、やめた。
「ーー確かに、あの世界では
オレが求めていたものが全て手に入った。」
カラ松は天井を見つめていた。
「仲間もできた。
彼らは、突然戦場へ送られて、
でもがむしゃらに戦い始めたオレを、仲間として迎え入れてくれた。」
「彼らと別れるのは、確かに、寂しかった。」
「でも、オレには
家族がいる。父さんと、母さんと、兄と、かわいい弟たちがな。」
カラ松は照れ笑いをした。
それがむず痒くて、四男は頭から布団をかぶった。
「...おやすみ。一松。」
次男は静かに言う。
「......み」
四男も聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声を返す。
一松は眠い。
さっきは「クソ松」のせいで
目が冴えてしまったが、
今は眠くて眠くて仕方ない。
一松は目を閉じた。
二人の弟たちが寝息をかくと
兄も安らかな眠りに就いた。
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